母のこと

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    「もしかしたら認知症を発症させているかも・・・」

     

    疎遠になっていた母に久し振りに連絡して、帰省することになっていたのですが、

    こちらの都合で1日ずれ込むことになり、そのことを連絡しました。

    そうすると、「帰って来るって言ってたっけ?」と母。


    つい1週間程前に話したこと、しかも久し振りに帰るというのに忘れている。


    その時、父のことを思い出しました。


    父は、ガンで亡くなったのですが、亡くなる1ヶ月程前、私が帰省すると、認知症のような症状が出ていました。
    私が誰かも分からなくなっていたのです。

     

    その時、すぐに近くの本屋へ行き、認知症の本を購入。
    そこで知った、認知症の人への接し方をすぐに実践しました。


    本に書かれていたのは、
    ◎相手を尊重して受け入れる。

    ◎同じことを何度繰り返しても、おかしなことを話していても、こちらは決して否定しない。

     

    私は父の話を聴き、うんうんと頷き、共感し(形だけでもよいそうです^^)父の手足をマッサージしました。

     

    そうしたら次の日、歩けなくなっていた父が歩いて台所へ来て、母と私はびっくり!

    そして、私のことも娘だと認識し、笑顔を見せてくれました。
    その無邪気な笑顔に感動した翌日、さらに脳の状態が回復し、認知症の症状が消えたのです。

     

    なぜ回復したのか分かりませんが、父は目の前で奇跡を見せてくれました。

    ですが、その後ガンが転移していたのが見つかり、母とホスピスに入れることを相談していた矢先、自宅で逝ってしまいました。


    とても悲しかったですが…

    頑固な父が、ガンになってから柔らかく素直な人になり、私のマッサージを喜んで受けてくれ、わずかな時間でも近い関係になれたこと、
    私としては、悔いのない別れができて本当によかったと思っています。

     

     

     

     

    それから数年後の最近、薬の影響でそうなるのでは…と気になっていた母が、認知症の症状。


    私は覚悟を決めました。
    「全てを受け入れよう」と。

    パートナーも一緒に来てくれるということで、とても心強かったです。

     

     

    帰省した当日、母は私が帰ると言っていたことを忘れていました。
    「やはり認知症になってしまったか」と思いましたが、父の時同様、母の言うことを否定せず寄り添うように心がけました。

     

    パートナーは長時間の車の運転で疲れ、晩御飯を食べた後寝落ちしてしまいました。

    私も寝床へ向かおうかとしたら、母は私と話したいと言ってきました。

     

     

    久し振りに向き合った母と私。

    色々あって、距離を置いていた母からどんな言葉が出てくるのだろう…と思っていると
    実に、驚くような言葉がいっぱい出てきました。

     

     

    それは、今までのネガティブな母から一転、悟りの境地に達したような、まるで神様になったようでした。

    私は「夢を見ているのかもしれない」と錯覚するような感じでした。

     

    認知症と思われる症状が出ていたので、話したことをすぐに忘れてしまい、その時間の中で同じことを5回くらい繰り返していましたが… 

    母が話していた内容を要約すると、

     

    私のことを

    「子供の頃から本当に心が綺麗な子」だと褒めてくれ、

    「それが人生で一番大事なことだ」と。
    「だからこそ、神様が素晴らしいパートナーと出逢わせてくれた」

     

    そして

    「お母さんは本当に幸せ」と言って、最高の笑顔を見せてくれました。

     

    驚いたことに、以前は父のことをずっとけなしていたのに、初めて

    「お父さんもいい人だった」という言葉が出てきたことです。

     

    その時間中、ネガティブな言葉は小さなかけらも出てきませんでした。


    私は子供の頃から、今いる場所に居心地の悪さを抱いていました。
    本当につらくて、ここは私の居場所じゃないと感じていました。
    そして、そんな風に感じる自分はおかしいんだと思っていたんです。

    だから、「心が綺麗な子」と言われ、「それが人生で一番大事なこと」と、それから何十年も経って言われた時、過去が癒されるのを感じました。

     

     

    学校の先生も母に「心が綺麗な子ですね。優しい子はいっぱいいますが、心が綺麗な子は今の時代いないんです」と話していたと初めて聞きました。
    私は自分はおかしいんだと、疎外感を感じていたのに、ちゃんと認めてもらっていたんだと初めて知り、とても驚きました。


    私の中にあった、母からの言葉や価値観で傷ついた感情も、その日の夜の対話の中で、スーッと融けていく感じがしました。

     

     

     

     

     

    ただ、認知症の症状が出ているのは明らか。
    私はその現実を受け止めて、どうすればよいものか…と思いながらも旅の疲れで眠ってしまいました。

     

     

    翌日、私とパートナーは予定を変更して、実家の傷んだ所の修理や片付けをする為、道具の買出しをしに行くことにしました。
    必要な物を買える所を検索してみると、たまたま家のお墓の近くにショッピングセンターがありました。
    そこで、買い物の合間にお墓参りと、行きたかった神社へもお参りできました。
    全ての流れが導かれているように感じました。

     

     

    家に戻ると母は仕事中だったので、私は夕食の準備をして、パートナーは壊れた物の修理をしていました。

    仕事を終え、夕食の時間、昨日と様子が変わっていました。
    なんと、認知症の症状が消えていたのです。

     

    さらにその翌日は完全と言ってもよい位、元の状態に戻っていました。
    少し毒っ気は戻ったものの(苦笑)、以前のようなネガティブ発言は減り、無邪気な笑顔が増え、明るい母。

    パートナーのことも本当に気に入ったようで、楽しげに話していました。

     

    3日目の夕方、帰る前はさすがに寂しそうでしたが、これからはまめに帰ることを約束し、ハグをして別れました。

     

     

    父に続いて、認知症の症状が回復するという奇跡を見せてくれた母。

    離れていると、また症状が悪化するかもしれないし、今後どうなっていくのかは分かりませんが、帰る前に覚悟を決めた「全てを受け入れる」「何があっても受け止める」私で在りたいと思っています。

     

    ある意味、見える世界でやれることは限られているので、揺さぶる感情も現実も受け入れつつ、大きな世界にゆだねる…という感じでしょうか。

     


    それにしても今回、改めてパートナーの存在の大きさを感じました。
    共にいること、意識を合わせ2人で動くこと、それだけで物事が動いたり変化する。
    本当に出逢えてよかったなって思います。

     

     

    実は母は、私が過去にお付き合いした男性は、会ってもいないしどんな人かも知らないのに、全て否定していました。
    だから今回も何か言われるかもしれない…と覚悟していましたが、間逆の反応。

    彼のことを心底気に入ったようです。

     

    言葉で言わずとも、魂の伴侶だと分かったのかもしれません。

     

     

     

     

    母は結婚して以来、決して幸せとは言えなかっただけに、そのことが私にも受け継がれることを恐れていました。
    それが強迫観念のようになり、私はそういう母から一旦自分を切り離すことを選択したとき、今のパートナーと出逢えたんです。

     

     

    母は「お母さんは、世界一不幸だ」と子供の頃の私に言っていました。
    だから、私は「母を幸せにする」ことを生きる目標にしていたところがあります。

     

    ですが、幸せにしたいと思えば思う程、逆の方向に向かっていきました。
    母は心と体がボロボロになっていき、私はその母のために、よいと思うことをやっても、結局のところそれを受け入れようとしませんでした。

     

     

    私は、自分自身も満たされないまま、中途半端な優しさを母に与えていたのかもしれません。
    私自身も疲れ果て、自分の中途半端な優しさは間違いだと認め、自分のことに集中することにしました。
    その先でパートナーと出逢い、そのことが母の幸せにも繋がったんだなって、今回気付きました。

     

     

    あれ以来、私は以前と打って変わって、母に小まめに電話するようになりました。
    認知症の症状は、行きつ戻りつの印象です。
    ですが、口調は穏やかになり、パートナーと電話で話すのも嬉しいようで、よい刺激になっているようです。

     

     

    人生、どこでどう変化するか分かりませんね。

     

    それは、どういう信念で生きるのかによるかもしれません。

     

    私は、人の中に光輝くものが存在すると、子供の頃から信じていました。
    現実的にはそう信じられない場面の方が多かったように思いますが、

    先日の母は、人の中に存在する光そのものを、目の前で見せていただいた感じです。

    信念が現象界に現れたんですね。

     

     

    母は、本当に

    眩しい神様のようでした。

     

     

     

     

    自然と出てきた想い…

    「生きていてよかった」

     

    そして淡路島で、私をツインソウルとして発見してくれた彼に
    「見つけてくれてありがとう」
    と伝えました。

     

     

    今度母に会ったときには、

    「産んでくれてありがとう」と伝えようと思います。

     


    最後までお読みくださって、ありがとうございました。感謝☆

     

     

     

     

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